マルゼン イングラムのHOP調整 | Workshop Diary

マルゼン イングラムのHOP調整

2007年05月08日
い1.JPG

本日はマルゼン製イングラムのホップ調整です。本来、この機種は固定ホップなので強弱が調整出来ないタイプです。が、メーカー出荷時のホップが弱い為、0.2gBB弾を使っても飛距離が伸びません。お客様のご要望で2,3年前に当店でホップを強くしました。今回はそのホップの強さを「もう少し弱くしてほしい」との事で入院となりました。固定ホップを強くするという事は、同じ重量の弾であれば、今までよりも上に飛んでいってしまいますので、そこを重さを上げて対処します。という訳でこのイングラムに関しては0.3g~0.43gのBB弾を使うとほぼフラットな弾道になるように当時調整しました。ところが昨今、様々な事情で今まで比較的入手が容易だった重量弾がなかなか手に入らなくなっています。(※ゲームのレギューレションで禁止の場合も多い様です)そこでもう少しホップを弱くして0.3g程度のBB弾でフラットな弾道になるようにしたいというのが理由です。

い2.JPG

今回分解するのはこのバレル周りです。マルゼン製イングラムは構造もシンプルなので分解も簡単で良いですね。

い3.JPG

インナーバレルの中に出っ張っている部分がBB弾にホップ回転を与えるパッキンです。この出る量を少なくしますが、この作業は実際に撃ってみないと、どの程度のホップ弾道かが確認出来ないので組んでは分解を繰り返します。

い4.JPG

ホップパッキンの出っ張りを強くする為にパッキンの上に、テンションの弱いスプリングを被せていましたが、このスプリングのテンションを更に下げます。イモネジを立てて微調整する事も考えてみましたが、スプリングの方がBB弾の微妙な凹凸に対しても過敏に反応しすぎないので現状ではこの方法がベストと思います。何度か分解、試射を繰り返して丁度良いポイントが見つかったので作業完了となりました。

KEN

Be-MAX japan