G&G製M14EBRショート用 サイレンサーアタッチメント製作 | Workshop Diary

G&G製M14EBRショート用 サイレンサーアタッチメント製作

2014年08月14日

7.JPG箱出しでのサイクル&レスポンスの悪さ、ロングレンジでの弾道の曲がり、等でカスタム作業依頼が多いG&G製M14EBRシリーズですが、ショートタイプをお持ちのお客様からは「サイレンサーアタッチメントを作って欲しい」というご依頼も頂きます。


1.JPGこの機種はハイダーとフロントサイトが一体型の為、一般的な電動ガンのように「ハイダーを外すとサイレンサー取り付け用の14mmネジが現れる」という気の効いた構造にはなっていません。(ハイダーを外すとフロントサイトも無くなっちゃいますので…)
そのような事情もあり、サイレンサーを取り付ける事が出来ないのですが、当店では専用のアタッチメントの製作も行っております。


2.JPGまずは「ネジピッチ変換アダプター」的なこのようなパーツを製作します。
向かって左側がサイレンサー取り付け用の14mmネジ(写真は逆ネジですが正ネジでの製作も可能です)です。反対側がハイダー側になります。


3.JPG「反対側がハイダー側になります。」なんて簡単に言ってみましたが、そもそもハイダー側にはネジが切られていないので当然の事ながら、そのままでは付きません。という事でハイダー内側へネジを切ります。この取り付け方法であればアタッチメントを付けていない時の外観の変化もありませんし、ネジ長もそれなりに確保出来ますので強度的な問題も解決します。

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6.JPGこの機種はインナーバレル先端がハンダー前面より若干奥まっています。その為、単純に「アタッチメント」のみの形状だと、インナーバレル先端とアタッチメントとの間に隙間が出来てしまいます。このような隙間は弾道にとっても良い事ではありませんし、最悪の場合はBB弾がアタッチメントに接触する可能性もありましたので、この隙間を埋める為の「スリープ」を追加してあります。業界的にカッコ良く言うと「整流パイプ標準装備」になりますね(笑)インナーバレル先端からの長さを計算してアタッチメントを締め込んだ際にピッタリと密着する寸法にしてあります。取り付けは至って簡単でクルクルと締め込むだけで完了です。これで様々な汎用サイレンサーの取り付けが可能になります。パーツ単品販売もしたいところですが、本体側への加工(ハイダーへのネジ切り)、インナーバレルの寸法確認(スリーブ長の決める為)が必要ですので、断念しました…。本体のお預かりが条件になりますが、「EBRショート」にサイレンサーを付けたい、という方はお気軽にお問い合わせ下さい。

KEN

Be-MAX japan