LR-300レシーバー&ストック交換 | Workshop Diary

LR-300レシーバー&ストック交換

2008年10月01日
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本日の作業はフルメタルコンプリート(FMC)LR-300のロアーレシーバー交換&ストック交換です。お客様のご依頼でマグプルのロアーレシーバーのみとG&G製SOPMODストックを組み込む事になりました。アッパーとロアーを違うメーカーで組むとなるとほとんどの場合は無加工という訳にはいきません。一番重要な点はメカBOXをどちら(アッパーorロアー)で支持しているか、という点です。LR-300の場合、メカBOXはロアーで支持しているタイプですので、マグプルレシーバーがアッパーでメカBOXを支持するタイプですと組込は不可となります。幸い、マグプルレシーバーも同様にロアーで支持するタイプでしたので何とかなりそうです。

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とりあえず、まずは実際に組み込んで具合を見たところ、レシーバーピンの穴位置が合わずピンが入りません。無理やり押し込めば入りそうですが、深追いは禁物です。特に金属パーツの場合は力技での強引な作業はかなりの確率でクラックが入ったり等の悲劇が訪れます(笑)

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原因を調べたところ、アッパーとの結合用のツメの形状が違う為、干渉しているようです。ツメの形状を修正したところ、穴位置は合うようになりました。

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あとは肝心の実射テストです。ロアーレシーバーにメカBOXが支持されていて、アッパー、ロアーが違うメーカーになるという事は場合によってはチャンバー(アッパー側)とメカBOX(ロアー側)の距離が変わってしまう可能性もあります。チャンバーとメカBOXの距離が変わってしまうという事は、チャンバーパッキンとノズルの距離が変わってしまう事になります。電動ガンの場合、この2点の寸法は超・重要箇所ですのでここの寸法が狂うと使いモノにならない位、性能が低下します。具体的には・初速が大幅に低下・給弾不良・銃口からポロポロとBB弾がこぼれる、等…。という事でドキドキしながら実射テストを行いましたが、初速の低下や大幅なバラツキ、給弾不良、BB弾のこぼれ、も起きずに非常に快調でした。アッパーとロアーを違うメーカーで組み合わせると、大抵は何かしらトラブルが出ますので今回はレアなパターンだと思います。

KEN

Be-MAX japan