SL9 サイレンサーアダプター製作 | Workshop Diary

SL9 サイレンサーアダプター製作

2011年02月10日

今回は内部カスタム作業のご依頼でお預かりしました「SL9」のオリジナルアウターバレル製作です。内部カスタムと同時に「サイレンサーも取り付けたい」というご要望でしたのでアルミ削り出しで製作しました。

純正の場合、サイレンサー取り付け用の14mmネジが無い為、そもそも何も取り付け出来ません。14mm逆ネジ(正ネジ、逆ネジどちらでも製作出来ます)仕様のアウターバレル製作となります。更に今回はお客様からの「ハンドガード前からサイレンサーを取り付け出来るようにしたい」というご依頼でしたのでショートピースアウターとなりました。

今回のようなパーツの場合、サイレンサーアタッチメントであると同時にアウターバレルも兼ねています。つまり「インナーバレルの保持」という大事な役目もありますので内径の寸法精度にはかなり拘ります。さすがにインナーバレルの外径と全く同寸(8.5mm)だと入りませんので、0.1~0.2mm程のクリアランスを設けてあります。
と言ってもほぼ同寸ですのでインナーバレルを差し込んでいく時の感触は若干の抵抗感がありながらも「ヌルヌル~」と入っていきます(笑)
突き出たインナーバレルを触っても、全くガタが無いのが理想です。
このような寸法精度に関しては、メーカー純正品では様々な制約がある為、(コスト高になるので削り出しパーツが採用出来ない、寸法公差を大きく取らないと歩留まりが悪い、等…)なかなか実現するのは難しい部分ですね。

取り付けると、このような感じになります。アウターバレルを短くした事でハンドガード前からサイレンサーが取り付け出来るようになります。
当店ではこの様なワンオフでのパーツ製作も承っております。専門の加工屋さんでの製作になりますので、少々価格は高くなりますが寸法精度は抜群です。世界に一つだけの自分専用のパーツをご希望の場合はお気軽にお問い合わせ下さい。

KEN

Be-MAX japan