SIG・MCXへの2000mAバッテリー収納加工 | Workshop Diary

SIG・MCXへの2000mAバッテリー収納加工

2018年02月28日

1.JPG久々の完全新規な電動ガン&VFC製造なので質感高し、という事で人気のCYBERGUN製SIG・MCXですがバッテリー収納スペースが狭く特殊なバッテリー(全長が短いセパレート型)しか使えないのが泣き所です。そこで今回は汎用の7.4V/2000mAバッテリー(ミニS互換)が収納出来る加工を行いました。

2.JPGアウターバレル下面をフライス加工でフラットに切削してあります。削り過ぎるとインナーバレルが見えてしまうので肉が残るギリギリを狙います。機能上は何ら問題無いのですが、インナーバレルが見えてしまうとちょっぴりテンション下がるので(笑)切削しただけだと当然、金属の地が出ていますので黒染めで仕上げました。
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4.JPGアウターバレル下面を加工する事で7.4V/2000mAバッテリー(ミニS互換)がピッタリと収まります。むしろ、これが純正で良いのでは?という違和感の無さですね。

5.JPG収納時のコツは「ハンドガード着脱の際、ピボットピンを抜かずにハンドガード下面の六角ねじを外す※ステーを本体側に残す」という事ですね。ステーを本体側に残す事で7.4V/2000mAバッテリー(ミニS互換)がストレス無く収納出来ます。

6.JPG


7.JPG今回、寸法確認や収納確認で何回も何回も何回も何回もハンドガード着脱をしていて、ある事に気が付いてしまいました。メーカー説明書だと「ハンドガード着脱はピボットピンを抜いてね」って書いてありますが、どう考えても六角ねじを外してステーを本体側に残す方法の方が楽じゃん!という事に…(笑)ピボットピンを抜く為にはピンポンチとプラハンが毎回必要ですし、ピボットピンを勢い余って全部抜くとアッパーとロアーがガシャ~ンって離れるし、でこの方法はストレスが溜まります(泣)一応、アッパーとロアーの結合が離れない位置でピボットピンは止まる構造にはなっていますが、かなりセンシティブな指先をお持ちの方で無いと、この位置で止めるのは難しいかと。(当然の事ながらワタクシもガシャ~ンな指先でした…)ステーを残す方法であれば六角レンチ1本で済みますので、バッテリーの種類問わず、この方法がデフォルトで良いのではないでしょうか?SIG・MCXをお持ちの方は是非お試し下さい。この方法であればピンポンチもプラハンもセンシティブな指先も不要ですよ。

8.JPG今回はET1製の7.4V/2000mAバッテリー(ミニS互換)を使いましたが収納スペースは結構な余裕がありますので各社から販売されている7.4V/2000mAバッテリーも大抵は収納出来そうです。やはり1000mA前後のバッテリーと2000mAクラスのバッテリーとでは放電特性が全然違います。セミオートのレスポンスもフルオートのサイクルも大幅に向上しますのでSIG・MCXをお持ちの方にはオススメの加工です。

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